世界の高速鉄道競争激化!日本勢は勝利なるか?

各国の鉄道メーカーの売り上げ

中国中車 3兆7769億円
シーメンス 9390億円
アルストム 8767億円
ボンバルディア 8331億
日立 4979億円

ですが、今回、シーメンスとアルストムが統合することになった。ヨーロッパで日立は勝っていくことはできるのか?

10月16日、ロンドンの駅に、日立製作所が開発・製造した高速鉄道車両「CLASS800」が登場しました。最高速度は201キロで今週からロンドン-ブリストル間などを結びます。

着実に事業の展開は行っています。拠点となるイタリアのピストイア工場です。日立は2015年にイタリア最大の鉄道メーカーを買収。海外で日立が所有する最大の鉄道工場です。車両は日本で設計され、イタリアで組み立てイギリスを走る。

イギリスで高速鉄道車両866両を受注。一兆円規模のプロジェクトで契約を勝ち取っている。

海外戦略の要の工場では、朝早くから勤勉で働いているという。モノづくりに対する情熱や精神は日本と同じとのこと。フェラーリやフィアットを生んだ地域には、モノづくりへの誇りがある。

以前から、この工場ではイタリア版新幹線「フレッチャロッサETR1000」も生産されていて、現在は300キロだが、来年には運転速度はヨーロッパ最速となる360キロに引き上げられる見通し。

今後世界最大手の中国中車が海外進出を加速させることは必須、鉄道競争が激しくなるのは必至で、日立は提携や買収を視野に迎え撃つ構えとのこと。